TOMIKUL~車から始まる人との出会い~
皆様こんにちは。e-yan通信部です。
正月も終わり、冬本番を迎えていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回の記事は記念すべき新年一発目の記事です!
新年一発目にご紹介する企業さんはこちらです。
突然ですが、問題です!
ここは何をされている企業さんでしょうか。
この写真は、赤を基調としたインテリアでアメリカンな雰囲気ですね。
ここから2つヒントをだします。
ヒント1
「LLC」「NISSAN」などの文字が見えますね...。
専門道具が所狭しと、配置されています。
ヒント2
これでもうお分かり頂けたのではないのでしょうか。
正解は・・・
車屋の「TOMIKUL(トミクル)」さんです!!
TOMIKULさんでは、新車・中古車販売・車検・板金・塗装・整備一式、保険など車に関する全般のことを扱っています。
代表者である富永剛弘さんにお話をお伺いしてきました。
―TOMIKULさんについて―
e-yan通信部:
「TOMIKUL」と言う名の由来は何ですか?
富永さん:
僕の名前が富永で、富永が車屋をやる。ということで「TOMIKUL」と名付けました。
e-yan通信部:
お1人でされているんですか?
富永さん:
姉と弟が僕の手伝いをしてくれています。
昔は喧嘩ばかりだったんですが、助け合いの精神がどこかで生まれたんでしょうね。(笑)
実はこの仕事につくまで様々な仕事を経営してきました。
スワロフスキーのネット販売、スクラップ業、ラーメン屋などの経営をして今に至ります。でもこの仕事は本気です。
今まで積み重ねてきた経験を出せると思っています。
今までは半分本気、半分遊びでしたけど(笑)
e-yan通信部:
新車と中古車で売れ行きの違いはありますか?
富永さん:
間違いなく中古車の方が売れています。
僕の分析ですけど、今の世の中個人の収入が減ってきていますよね。
その中で新車にまで手を出すかというと、中古車で安く抑えた方が今の需要じゃないですかね。
また、若者の車離れも影響していると思います。
e-yan通信部:
修理において外国車と国産車で何か異なる点はありますか?
富永さん:
国産車の場合、修理しやすい点はいくらかあります。
やはり熟知しているので。
外国産になると、構造が独特な場合があり修理はそれぞれの会社に聞かないと難しいです。
e-yan通信部:
車のどの部位が1番故障しやすいですか?
富永さん:
今の車は、普通に乗っていれば故障しにくいです。
逆に、オイル管理を怠ったりして故障させてしまうケースがあります。
ではここでe-yan通信部による解説です!
なぜ「エンジン系統」が壊れやすいのか?
皆さんは「エンジンオイル」というものをご存じでしょうか?
エンジンオイルとはエンジンに使用されている潤滑油なのですが、実はこのエンジンオイルは整備を行うにあたって欠けてはいけないものです。
富永さん曰く、
「エンジンオイルさえ交換しておけば、車は全然長く走れる!」
とのことです。
例えるのであれば、
エンジン=心臓
エンジンオイル=血液
と表すことができます。
では人体の血液がドロドロになってしまえば、心臓はどうなるか。
当然機能しなくなります。
車も同じで、これがエンジンの故障につながります。
エンジンオイルの交換を怠ってしまうと、最悪の場合、エンジンそのもの交換あるいは廃車となってしまいます。
エンジンの交換も高額な費用がかかり、車への他の不具合も生じるリスクもあるため、おすすめはされていません。
TOMIKULさんもこの重要性を強調するため、来られたお客さんへのアドバイスを欠かさず、質の良いエンジンオイルを安価で提供されています。
交換の目安としては、約3000~5000㎞に一回とのことなので、車をお持ちの方はエンジンオイルの交換には特に気を使ってください。
―富永剛弘という経営者―
では富永さんはどのような想い、行動、心持ちで自営業を経験されてきたのか。
「経営者としての富永剛弘さん」をここで紐解いていきたいと思います。
e-yan通信部:
これまでやってきた仕事と今の仕事で違いってありましたか?
富永さん:
僕が今まで経営やってきて思ったのが、経営自体は業務内容や方法が変わるだけであって、「商売」という基本的な本質は一緒だと思うんですよ。
そこさえ理解していればできるものだと僕自身は思っています。
僕ら昔は車を使って目的もなく、色々な所に行ったりしてましたよ。
好きに生きていきたかったんですよ。
枠の中でぐるぐるするより、色んな事をすることによって様々な考え方が生まれるじゃないですか。
それに対する恐怖は一切なかったですね。
やってみて無理やったら無理なだけ、いけたら「ラッキー」みたいな感じで生きてるんで。
人は、自分が「やりたい」と思わないと伸びないじゃないですか。
だからいい大学入って、いい会社行ってなんていうのは勝手な概念だと思うんですよ。
そうじゃない人達はいくらでもいるので。
僕は納得のいくように生きた方がいいんじゃないかと思うんです。
当然嫌な思いも痛い思いもありますけど、後悔は一切なく笑って死ねるんじゃないですかね。
e-yan通信部:
今は「目標」などはありますか?
富永さん:
ありますよ、僕は常に目標があるんで。
車屋に関しては5年以内に大阪一の安心でき喜んでもらえる車屋にもっていきたいですよ。
そのためにはどうしたらいいかを考えるんです。
その代わり、人の何十倍もいろんな思いも努力もしている自信はありますよ。
それだけしないとできないと思うので。
e-yan通信部:
富永さんが思う「これだけはしておいた方が良い」というようなメッセージはありますか?
富永さん:
諦めないでほしいですね。
世の中に不可能なんてないと思っています。
諦めた時点で終わりだと僕は思っています。
傷つくようなことがあっても、自分の信じた道を貫いてほしいですね。
10代20代の人達から話を聞いても「夢も無い」「目標も無い」と言う人が多いですが、別に僕はそれでいいと思うんですよ。
ただ、何のために生きたいのか、どうしたいのかを考える、そして生きがいを見つけてそれに進んでほしいです。
―最後に―
冗談も交え、専門用語を分かりやすく解説してくださった富永さん。
車の話だけでなく、私達若者にも有意義な話をして下さいました。
時には人生相談のような話も聞いて下さりました。
富永さんの生き方、本当にカッコイイ!
―感想―
笹部
自分の芯をしっかり持っている人はどのようなことができるかを、僕たちに示してくれる様な取材でした。この取材を通して、「自分らしい生き方」を見つけるためのヒントになりました。
あとエンジンオイルの交換もきっちり行います!
田中美空
お話の中で、した事より、しなかったことの方が後悔することになるという言葉がとても印象に残りました。私はまず頭で考えて出来ないと思うことは諦めてしまっていましたが、富永さんのようにいろんなことにチャレンジして、何かに打ち込めるものを探してみようと思いました。勉強になるお話をありがとうございました。
田中遊也
自分は車どころか運転免許すら持っていないのですが、富永さんから車が与えてくれる出会いの素晴らしさを伺って「車っていいなぁ」と思えるようになりました。自分の車を持った暁には、ぜひTOMIKULさんにお世話になりたいと思います。ありがとうございました。
潟山真依
車だけでなく、人生観や生き方など多岐にわたって話をして下さいました。
私達学生にとって新鮮な話ばかりで、もっと聞きたいとさえも思いました。
富永さんの生き方、参考にしたいです!
取材先:TOMIKUL
住所:〒581-0816 大阪府東大阪市友井2丁目21番38号
電話番号:06-6728-1422
(東大阪バーチャルシティ会員企業)
取材班:笹部好世(近畿大学 総合社会学部 2年)
田中遊也(近畿大学 総合社会学部 2年)
田中美空(近畿大学 総合社会学部 2年)
潟山真依(近畿大学 総合社会学部 2年)