東大阪音楽フェスティバル~ゲストでさだまさし出演~
こんにちは!e-yan通信部です!
私たちは5月30日、東大阪市花園ラグビー場に行ってきました。
今回この場所で開催されたのは、「第一回東大阪音楽フェスティバルin聖地花園」です。
今イベントのテーマは
「2019年を成功させよう!」
というものです。
では何があるのかといいますと
東大阪市花園ラグビー場でラグビーワールドカップ2019が開催されるのです。
私たちが東大阪市花園ラグビー場に到着したのは午前10時前でしたが、会場入り口前には既に長蛇の列が。
フェスティバル開演は午前11時でした。
イベント関係者の方のお話によると、なんと午前5時頃には入り口前に人がちらほらと集まり始めていたそうです。
私たちが取材陣として会場の裏側に案内していただいたときには、大勢のスタッフの方々が忙しそうに動き回っていました。
その空気や緊張感は今回の音楽フェスティバルがいかに大規模であること、今回掲げているテーマの大切さをひしひしと感じさせるものでした。
オープニングセレモニー
午前11時、オープニングセレモニーが始まりました。
大阪桐蔭高等学校吹奏楽部による演奏、MCの篠原かいしさんと、きのせひかるさんの軽快なトークが会場を盛り上げました。
開催のご挨拶として東大阪音楽フェスティバル実行委員長の平川康照さんと東大阪市市長である野田義和さんがフェスティバルの意義やこれからの抱負などについてのお話をされていました。
河内太鼓
さて、オープニングセレモニーが終わったところで最初に始まったのが、「河内太鼓」です。
9人の一糸乱れぬ動きによって作られる太鼓の力強い音と、演奏者達の勇ましい声の振動が地面を通して私たちの心に響くような、思わず息をのんでしまうほどの壮大な演奏でした。
近畿大学吹奏楽部
今回の参加校の中で唯一の大学である近畿大学吹奏楽部の皆さんが、大学生としてのその経験の深さを感じさせるような落ち着いた演奏をしていました。
演奏曲の中には、伝説のロックバンドとして語り継がれている、Deep Purpleの「Burn」などの名曲もありました。
東大阪中高等学校合同吹奏楽チーム
東大阪市立日新高等学校・上小阪中学校・盾津中学校・玉川中学校・柏田中学校・長瀬中学校の6校が1つのチームとなっていました。
皆さん緊張しているようでしたが、いざ演奏が始まるとお客さんと一体となって西城秀樹の「YMCA」を演奏したり、数人の生徒が演奏をバックに踊る関ジャニ∞の「がむしゃら行進曲」などの少しの緊張も感じさせない、生き生きとしたパフォーマンスを見せてくれました。
大阪桐蔭高等学校吹奏楽部
総員190人の部員たちが全員麦わら帽子をかぶり、先生と生徒が一緒になった躍動感溢れる演奏でした。
演奏曲の中にはキャンディーズの「ハートのエースが出てこない」、THE BOOMの「風になりたい」などの、誰もが一度は聞いたことがある名曲ばかりで、男性パートと女性パートに分かれ綺麗な歌声を聞かせてくれました。
スペシャルゲスト登場
各学校が演奏を終えた頃、舞台裏がさらなる緊張感に包まれました。
どうやら今イベントのメインとも言えるスペシャルゲストが到着されたようです。
再びMCの方々が場を仕切り直した後、お客さんの拍手の中現れたのは、さだまさしさんでした。
歌手・噺家との面
さだまさしさんは歌手でありながらトーク力の高さも評価されています。
さだまさしさんのコンサートの基本スタイルとしては、「トーク」「噺(はなし)」と呼ばれる漫談のような喋りを局との間で話すというものです。
その喋りの技術は落語家の弟子が参考にするほどのものだそうです。
今イベントでもこのようなスタイルでした。
やはりその喋りの1つ1つが面白く、昔に台風や真冬の夜などの環境下でコンサートをした苦労話、
日本で有名なレゲエグループ「湘南乃風」のライブに出演した時の話など持ち前のトーク力で、会場のお客さんを笑わせていました。
また、トークの流れから歌に入ることもあり、近頃は亭主関白というものが受け入れられなくなってきているという話から、「関白宣言」の歌詞を書き換えた「関白失脚」を披露し、
過去のコンサートでバイオリンを弾こうとすると、観客からの大きな歓声が聞こえてくることから弾き辛かったという話から、自らバイオリン演奏をするなど自然な流れを見事に構成して曲を披露するというプロの技を間近で感じることができました。
「花園ラグビー場でコンサートをするのは初」
トークの中でさだまさしさんは花園ラグビー場でコンサートをするのは初であり、念願でもあったと言っていました。
またTBSの「日曜劇場」枠で放送されている、「天皇の料理版」というドラマで17年ぶりの連続ドラマの主題歌を書き下ろしたということで「夢見る人」を披露してくださいました。
グランドフィナーレ
さだまさしさんが全曲目を終えられたところでグランドフィナーレとなりました。
最後にはステージ上のさだまさしさんを中心に、各吹奏楽部部員全員が並ぶ形となり、 代表して東大阪市立日新高等学校の女子部員が花束を贈呈しました。
そして去り際に、さだまさしさんがラグビーボールを観客席に自ら投げ込み、 お客さんの盛大な拍手に包まれながら退場されました。
またラグビー場を出てすぐのところで花園肉フェスタと東大阪市民環境フェスティバルが音楽フェスティバルと同時開催されていました。
僕たちが取材を終えたころにはもう商品が売り切れる店もあるほどでした。
非常に人々の活気に溢れた盛大なフェスティバルでした。
ワールドカップ 2019花園開催の成功、私たちも祈っています!
取材を終えて
笹部:
初の取材参加としてはかなり大きな企画で、不安に感じていた部分もありましたが、「今回自分がどのように動くべきだったのか、あの時あのように行動していればまた違う結果になっただろうか」などの、自己の反省点や改善点を振り返ることができました。
これらの経験を踏まえたうえで、次につなげていけるように精進します。
和田:
河内太鼓さんや各学校の吹奏楽部の人たちがたくさん練習してきたということがパフォーマンスを見ていてひしひしと伝わってきました。
今回のイベントは第1回ということで、きっと来年もあると思うのでそのときにはぜひまた携わりたいと思いました。
近畿大学総合社会学部 心理系専攻2年 笹部好生
近畿大学総合社会学部 心理系専攻2年 和田卓也