地域の子どもたちにより良い教育を~学校教育推進室~

こんにちは、e-yan通信部です。

気がつけばお正月も終わり、1月も残りわずかとなりましたね。

今回私たちは、東大阪市の学校に通う生徒に、より良い学習環境を提供されている東大阪市教育委員会 学校教育部 学校教育推進室の砥出容司さんにお話を伺いました。

砥出さんは、指導主事として教壇に立った経験を生かし、学校教育推進室で働かれています。

今回は、学校教育推進室の概要から今までの苦労話、地元小中学生を対象とした取組みについて語っていただきました。

 

地域の子どもたちにより良い教育を ~学校教育推進室~

取材をしているときの様子

 

学校教育推進室の仕事内容について

学校教育推進室の仕事は、大きく分けて4つのパートに分かれて仕事をされています。

 

1つ目のパート → 生徒指導パート

2つ目のパート → 教務学力向上パート

3つ目のパート → ICTのパート

4つ目のパート → 特別支援教育健康安全パート

 

3つ目のICTのパートで、実際の中学校に取り入れられているプロジェクターが取材を行った場所に置かれていました。プロジェクターを使った授業では大きい黒板の半分に映像を写し残りの半分に先生が板書を行なったりするそうです。

 

地域の子どもたちにより良い教育を ~学校教育推進室~

 

仕事のやりがいなど

現在の仕事は、東大阪市内すべての学校運営に携わる仕事である為、より一層、責任感を感じながらお仕事をされているそうです。

しかし、砥出さんの働きかけた取り組みによって、子どもたちが良い雰囲気に変わってきたといった旨の報告を学校から受けると、今の仕事にやりがいを感じると語ってくださいました。

 

地域の子どもたちにより良い教育を ~学校教育推進室~

 

子どもええとこ会議について

子どもええとこ会議は東大阪市に通う小中学生を対象にしたイベントで、5年ほど前から東大阪ええとこスクラム協議会が主催されているそうです。

子どもええとこ会議は東大阪独自のキャリア教育に力を入れる目的で始まったそうです。

キーワードとして子どもたちに地元を尊ぶ感情「地尊感情」を持ってほしいということがあります。東大阪市の「ええひと」と出会い、「ええとこ」を知って欲しいという願いが込められています。

 

 

子どもええとこ会議では様々な分野で働いている方々をゲストスピーカーとして10名ほど来ていただき、子どもたちに働くことや仕事のやりがいなどについて学んでもらう機会を作っています。

子どもええとこ会議の魅力として、子どもたちに様々な職業があることを知ってもらうきっかけに繋がること。

実際に働いている人の声が聞けること。など多くの魅力があります。

 

 

砥出さんは、東大阪で働く方々との交流を通して、働くことの大変さや仕事に対する思いを知り、地元を尊ぶ地尊感情を育んで欲しいと話していらっしゃいました。

対象が小学校5年生~中学校1年生に設定されているのは、中学校では2年生になると職場体験学習があります。

その職場体験学習に行く前に色々な職業を知ってもらいたいという考えから設定されています。

 

学生にメッセージ

最後に学生に向けて砥出さんからメッセージをいただきました。

「このe-yan通信部の活動を通して社会人と触れ合うことは、とても素晴らしいことだと思います。様々な経験が今後の学生生活に活きてくると思うので、いろいろなことにチャレンジしてみてください。」

 

取材を終えて


地域の子どもたちにより良い教育を ~学校教育推進室~

 

【松代裕樹】

私は、教育関係の仕事に興味があり、今回は教育委員会で働かれている砥出さんに取材をお願いしました。

今回のインタビューで、普段はあまり耳にしない市役所で働く方の仕事の内容について知り、私たちの学習環境や学校周辺の安全は市役所で働く方によって守られていたのだなとあらためて思いました。

 

【奥本名南子】

私は、学校教育推進室という機関があることを今回の取材で初めて知りました。教育委員会の中でも様々な仕事があり、それらすべてによって学校が支えられているのだと感じました。

東大阪ええとこスクラム協議会が主催されている子どもええこと会議はとても素晴らしい取組みであると感じました。

私が小学生の時にも地元で行ってほしいと思うような内容で、子どもたちが働くということに触れる良い機会だと感じました。

 

【本田春輝】

インタビューする前、学校教育推進室とはどのような事をしているのかパッと見ただけでは分からないような事ばかりでしたが、実際インタビューをさせて頂きまして活動している内容が全て東大阪市の子ども達のために行なっているような活動ばかりで特に子どもええとこ会議については私の住んだ市ではそのような活動を設けていなかったので子ども達にとってはとても勉強になるし、幸せだなと思いました。

砥出さんの経験を交えてたくさんお話をお伺いさせて頂きまして先生方と協力し、さまざまなことを子ども達に伝えることが出来るというのは学校教育推進室にしか出来ないとても重要な役割を担っている反面とても責任が大きくプレッシャーにもなってくるのだなと感じました。

このような学校全体を取りまとめ様々な活動を行う教育推進室にインタビューをする貴重な機会を得ることができ、とてもたくさんの事を学ぶことが出来ました。

 

【中川真由】

今回の取材で、子どもたちの未来の為にとても多くの方が関わっていることを知りました。

私たちも学校の先生だけでなく、たくさんの人に支えられているんだなと思いました。

市役所の中で、間接的ではあるが、こんなに学校だけでなく、先生や生徒と関わることができることを知り、とても勉強になりました。

 

取材先

東大阪市教育委員会 学校教育部 学校教育推進室 主査 砥出容司さん
住所:大阪府東大阪市荒本北1丁目1-1
HP:https://www.city.higashiosaka.lg.jp/soshiki/26-5-0-0-0_1.html

 

取材・文・写真

近畿大学 総合社会学部2年 松代裕樹

近畿大学 総合社会学部2年 奥本名南子

近畿大学 総合社会学部1年 本田春輝

近畿大学 総合社会学部1年 中川真由

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です