つながりが作り上げる東大阪ならではの番組づくり ~株式会社ジェイコムウエスト東大阪局~
みなさんこんにちは、e-yan通信部です。
今回私たちe-yan通信部は「株式会社ジェイコムウエスト東大阪局」にて地域プロデューサーとして活躍されている、中飯寛雄(なかい ひろお)さんにお話を伺いました。
地域プロデューサーとは?
ジェイコムさんは番組の制作を行っているため、プロデューサーと言うと番組制作の責任者であるテレビプロデューサーを思い浮かびますが、地域プロデューサーは地元の活性化を主な目的としており、行政や地域の人々と会社の交流を強くする架け橋となる役割を担っています。
そのため仕事内容は様々で臨機応変に対応する、『何でも屋』の側面があるそうです。
お仕事の一つとして、先日行われた小阪サンサンまつりのステージの構成と台本を全てご自身で作り上げたこともありました。
これは何でもできる中飯さんだからこそ実現したお仕事ではないでしょうか。
中飯さんが地域プロデューサーになる前は
以前は北河内局にてCS(顧客満足度)の責任者を担当されており、お客様により満足していただくために地域のイベントに参加するなど、様々な活動されておりました。
その後、しばらくして現在の東大阪局の管理部に着任され、予算や人事などを管理するだけでなく東大阪市からの依頼を受けてお仕事をされることもありました。
『人とのつながり』の大切さ
中飯さんが、仕事をする上で普段から大切にされていることが『人とのつながり』だそうです。地域とのコミュニケーション作りだけでなく、行政や市民団体との関わりも大切にされているそうです。
それにより、「ぜひ取材に来て頂きたい」、「ケーブルテレビに取り上げて頂きたい」と相手側から依頼され、情報提供を受けられるようになりました。
また地域という外側とのつながりだけでなく、内側である社内のつながりも意識することで、意思の疎通が行き届き、よりよい番組を作ることができます。
「地域プロデューサーとは?」でも触れた小阪サンサンまつりのステージの構成と台本のお仕事も依頼されたものであり、仕事を持ちかけた方と知り合いでいなければこのお仕事をしていなかったと仰っておりました。
では次に、番組制作についてお話を伺いました。
番組ができるまで
市政だより(広報誌)、Webサイトなどから情報収集をするだけでなく、「テレビに取り上げてほしい」と依頼を受けて番組制作に取り掛かることもあるそうです。
また、社員さんや関連会社の方が現場に行き、そこから得た情報を社内に送り記事として放送されます。その際、視聴者に楽しんでもらえる番組を早く仕上げることを第一とされています。
地域に根ざした番組を制作することの利点
ジェイコムウエスト東大阪局さんでは東大阪市広報番組「虹色ねっとわーく」と「デイリーニュース東大阪」の他にも、市内祭りやイベントの特別番組やライブ中継などが放送されています。
地域に密着した番組を制作することは、株式会社ジェイコムウエストさん全体の方針です。
これは民間放送や他のケーブルテレビとの差別化が目的で、紆余曲折しながら辿り着いた方針です。
地域密着の番組は、その地域の住民が主役です。家族や親戚、ご近所さんに「あなたこの間、テレビに映ってたね」と言われると、嬉しいですし、会話も弾みます。
視聴者に喜んでもらうことは、中飯さんのやり甲斐でもあるそうです。
そして、テレビを視聴するだけで、自分が住んでいる地域の情報を知ることができるため、地域に詳しくなり、地域をもっと好きになれます。
06ブルズとつながった経緯
東大阪市を本拠地とするプロ野球独立リーグ球団の06ブルズとはスポンサー契約を結んでいます。
06ブルズ設立当初からジェイコムウエストさんとつながりがあり、「デイリーニュース東大阪」の放送が決定した際に中飯さんが06ブルズに出演をお願いしたことで、そのつながりがさらに強くなりました。
06ブルズの詳細は以下のリンクからご覧になれます。
公式ホームページ : http://www.06bulls.com
今後の展望
中飯さんは、今後もさらにつながりを広げていきたいと考えています。
ご依頼を頂くことで自分自身のさらなる成長と面白い番組づくりが望めるからだそうです。
人脈を広げそれを大切にすることでさらに成長しようとする、「つながり」に対するその姿勢は私たち学生も大切にしなければなりません。
学生へメッセージ
最後に、学生に向けてメッセージを頂きました。
やるべき時にやり、学生時代からの友人や仲間は宝であるので大切にしてほしい。
後者のメッセージについてですが、社会人になってから出来た人脈も大切ですが、損得勘定なく付き合える学生時代の友人は、かけがえのない宝だそうです。
そういった意味を込めてこのメッセージを送って下さりました。
おわりに
感想
河野
中飯さんは取材中に「つながり」とよく口にされており、心から大切にされていることを感じました。それにより私自身も「つながり」の恩恵を受けて今の自分があることを再確認することが出来ました。
また、「今後の展望」にも先述していますが、取材後半にて今後の展望について質問したところ、「つながりを広げていきたい。ご依頼を頂くことで自分自身も成長できるかもしれないし、そこから面白い番組が生まれるかもしれない。」とお答えくださりました。
現状に満足せず、さらなる成長求めていくその積極的な姿勢を見習わなければならないと私は強く思いました。
新家
ジェイコムさんというと、海外のドラマやアニメの番組を放送しているイメージがありましたが、今回の取材を通して自社で番組を製作していると知り驚きました。また、いろいろな所でよく大切だと言われてきた人とのつながりというのが仕事をする上で本当に大切なのだなということを実感しました。
角屋
学校で先生に、ボランティアをして積極的に人との交流を持つことは将来に繋がると常々言われているので、地域プロデューサーはそのような経験がそのまま生きる仕事だと思いました。そのため、中飯さんのお話に共感する部分が多く、とても勉強になりました。私はインタビューもまだ満足にできない未熟者ですが、e-yan通信部の活動で社会人の方と接する機会を沢山頂いているので、関わった方々と、一期一会にならないようにつながっていければと思います。
取材先
株式会社ジェイコムウエスト東大阪局 中飯寛雄さん
〒577-0012 東大阪市長田東5丁目3番9号三京ビル
Tel : 06-6746-4120
Fax : 06-6746-3312
公式ホームページ:https://www.jcom.co.jp
取材メンバー
近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 3回生 河野隼士
近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 1回生 新家千温
近畿大学 総合社会学部 環境・まちづくり系専攻 1回生 角屋志織