茶の郷~和束町~
今回は通信部の母体である「e-yan project」の学生が、「お茶」をテーマに町の活性化に取り組む京都府和束町を訪れました。
通信部の臨時増刊として多くの方に読んでいただければと思います。
大阪の活性化に取り組むe-yanメンバーが他地域の活性化を体験し、何を感じたかをご覧ください。
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10月25日 e-yanメンバーで京都府和束町に行ってきました!
和束町は、京都の相楽郡にあるお茶が有名な町です。
今回は、上嶋爽禄園の上嶋伯協さんと、株式会社リバーフィールドの山岡和美さんにお世話になり、お茶の教えと茶摘み体験をさせて頂きました。
東大阪から車を走らせること約1時間。
和束町に到着です。
着いてから、和束茶カフェで、和束茶を使った茶弁当を食べました。
全てのものにお茶が使われていて、初めて食べる味に皆驚きました。
中でも、お茶の佃煮とお茶のドレッシングはさっぱりとしていておススメです!
お弁当を食べた後、上嶋さんの茶畑に行きました。
畑に行く最中に町内一の絶景ポイントに連れて行ってもらいました。
とても美しい景色に私たちは唖然。
広大無辺な自然と、360℃見渡す限り美しい茶畑。
私たちは、ただただ佇んでいました。
この景色を見た後、狭い道を通り抜け山の頂上付近に出ると、見事な茶畑が待っていました!
いざ!茶摘み体験!!
みんな茶摘みが初めてだったので、上嶋さんにお茶の摘み方を教えてもらいました。
新芽の先端から二枚の葉のついた部分を摘み取ります。
始めはこんな感じかな~と恐る恐る摘んでましたが、目が慣れるとこっちのもの☆
みんな無我夢中で袋いっぱいに摘みました。
遠藤さんもこの笑顔です^^
茶摘み体験後、天空カフェに連れて行ってもらいました!
坂を上り、
階段を上がると・・・
天空カフェに着きました!!
ここでは、絶景を見ながらお茶を楽しむことができます!
目の前に広がる茶畑と、自然の風景を存分に展望しながらのお茶は、とても至福のひと時です。
天空カフェは、高台寺の茶室(傘亭)をモチーフに建てられた茶室で、上を見ると傘のような木の骨組みになっています。
八角形の居間づくりは風情を感じれる素敵な空間です。
ここで、茶師の上嶋さんにお茶の入れ方を教わりました。
みんなお茶を入れたことがないので慣れない手つきで上嶋さんの真似をして入れました。
急須でいれた和束茶を初めて飲んだ感想は・・
「ダシ」の味…?!?!
自分たちが想像していた味(苦みや渋さ)とは全く違い、旨味が口いっぱいに広がり、飲んだことのないお茶の味がしました!
ダシの成分と同じグルタミン酸やアミノ酸などが和束茶に入っているためこのような味がするそうです。
いつも飲んでいるお茶と全然味が違ってとても驚きました。
二口、三口と飲んでいくと、お茶の苦味や旨味を感じました。
お茶を飲んだ一同お茶の深さを学びました。
最後に、お茶工場に連れて行ってもらいました。
摘んできた茶葉をコンテナに分けて、コンバインに乗って様々な機械で運ばれていきます。
その次に 揉捻という行程があります。
力を加えて揉むことによって茶の葉の全体の水分を整え茶の成分が溶出しやすくしています。
そして最後に、乾燥させて完成です!
一日で今まで知らなかったお茶のあれこれを知ることができました。
「お茶」について考えたりすることは、ほとんどありませんでしたが、今回の和束訪問を機に、親しみを感じるようになりました。
そして、お茶を飲むという文化は、昔の人々から継がれてきた素晴らしい文化であることを知りました。
「茶を入れて飲む事だけを楽しむのではなく、お茶を通じて会話を楽しむことを伝えていきたい」と、上嶋さん、山岡さん。
実際私たちも体験してみて、お茶の素晴らしさが分かりました。
ですので皆さんもぜひ、急須でお茶を入れてみて感じてください。
その際は、日本一のお茶 ” 和束茶 ” を。
いつもとは違ったお茶が楽しめるはずです☆
上嶋さん、山岡さん、ありがとうございました!
これから和束町とe-yanでタッグを組み、和束町を盛り上げていきたいと思います!!
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2月6日(金),7日(土)に和束町にて
「春を呼ぶ茶源郷からの灯り」というイベントが行われます!
イベント内容は、竹灯篭・牛乳パック灯篭・ガラスハウス内にて模擬店・木津高校生によるイルミネーションの展示・近畿大学ブースでは廃油キャンドル制作を行います。
満点の星空の下でキャンドルナイトを楽しみませんか?
皆様お誘いあわせの上ぜひお越しください♪
【取材】
・京都府和束町:http://wazukanko.com/
・和束茶カフェ:http://wazukanko.com/cafe/
・和束町式部共同製茶組合
・上嶋爽禄園:http://www.uejima-sourokuen.jp/
・株式会社リバーフィールド:http://www.rv-field.com/
【文・写真】
伊東ちひろ(近畿大学農学部農業生産学科・3年生)
山口智子(近畿大学総合社会学部環境系専攻・2年生)
遠藤 彩(近畿大学総合社会学部環境系専攻・2年生)