見えない結界とは?!?!

みなさんこんにちは、e-yan通信部です。

この間まで暑い日が続いていましたが、急に気温が低くなりましたね。

マスクをしている学生も多く見受けられます。

皆さん、体調管理には気を付けてくださいね。

 

さて、今回は「集落」について紹介していこうと思います。

いきなりですが、皆さんは今までいくつの神社、寺院、地蔵を見た事がありますか?

きっと数えきれないほど多く見てきていると思います。

実はこれらは「昔の集落の端っこ」を表していることをご存知でしたか?

こちらは、東大阪小若江に安置されている地蔵の写真です。

 

 

 

 

では、なぜこれらが集落の端に置かれていたのでしょうか?

これは日本に「囲むことのない集落」という特徴を持っていたことにカギがあります。

中国やフランスでは市町村の境目に城壁を設けていました。

しかし日本では境界に仕切り、つまり物理的な境界を置きませんでした。

日本は島国で、異民族が侵入してくる心配がなかったり、周りの集落との行き交いやすさを考えたりしていたため、物理的な隔たりを作る必要がなかったのです。

ただ昔から占いを信じており、集落に邪気が入ることを大変恐れており、それらを入れないように道祖神を置いていたそうです。

これを「見えない結界」と呼ぶそうです。

こちらは気になったことなのですが、地蔵から少し離れたところにこんな石がありました。

 

 

 

 

この石の真相はわかりませんが、もしかしたら集落の区切りを示したものでは、と推測しています。

これを知った後に見てみると、感じ方も変わるはずです。

是非寺院や神社巡りに行ってみてはいかかでしょうか?

 

文・写真

近畿大学総合社会学部2年 棚橋麻衣

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