ユダマッスル~理想の体になれる場所~
こんにちは、e-yan通信部です。
梅雨明けが待ちと遠しい今日このごろですが、いかがお過ごしでしょうか?
今回私達が取材させて頂いたのは、「プライベートジム ユダマッスル」代表の油田圭介さんです。
ユダマッスルについて
プライベートジムとは?
店舗数を多く持つジムではマシーンの使い方を最初に説明され、その後は個人で自主的にトレーニングするところが多いです。
プライベートジムでは一人一人の生活・運動の状態を見てトレーニングメニューを作りマンツーマンで指導していくスタイルをとります。
油田さんのジムでは、痩せたいと思うお客さんだけではなく、「太って筋肉をつけたい」とトレーニングにくるお客さんも全体の2割ほどいるそうです。
ジムを経営するまで
油田さんがジムを経営しようと思った一番の理由は、自分がトレーニングや筋肉をつけることが好きだったからです。
また、元々自身が太っていた経験があり、着てみたい服が着れなかったショックから痩せ始めたそうです。
トレーニングをして痩せることによって着たいものが着れるようになったり、子どもと遊園地に行ったときに乗れなかったものが一緒に乗れるようになったり、痩せることで出かけるのが楽しみとなって人生が変わったとおっしゃっていました。
その経験から自分と同じような人たちが変わるきっかけを作りたくてジムを始めたそうです。
モチベーションの上げ方
メンタル面での作り方やモチベーションの上げ方などについて油田さんにお聞きしました。
取材班:トレーニングしていると途中で挫折してしまいそうになる人もいると思うのですが、その時はどう対処されていますか?
油田さん:まず目標を明確にすることですね。
何キロ痩せたいとかだけではなく、具体的に「痩せてどうなって何をしたいか」をゴールと設定して細かく目標を設定します。
体重は増減しながら少しずつ痩せていきますが、体重が減らなくて停滞した時に挫折しそうになる人が多いです。
ですがトレーニングをしていると力は必ず付いてきます。
例えば、30キロのダンベルしか持てなかったものが、次来た時には35キロ持てた。
体重はすぐに変わらなくても持てる重さは確実に増えていると自信につながりますよね。
そうやって、大きな目標を達成するための小さな目標をクリアしていくことがモチベーションの上げ方です。
あとは自分の経験談を話すことで体重がおちない時期があることを理解してもらいます。
取材班:なるほど~、でもなぜトレーニングしているのに体重が増減するのですか?
油田さん:人間の脳には元の状態に戻そうという能力があります。
人間って今の状態が一番楽なんですね。でも減量していくと脳が、なぜ減量していってるのかが理解できずに、維持しようと元に戻そうとするんですよ。
脳が痩せにくくしようとするんです。
体づくりの基本は「運動・栄養・休養」
皆さんが「痩せたい」「筋肉をつけたい」と思ったときに、運動と食事どちらを優先しますか?
実はトレーニングをして痩せられるわけではなく、9割食事で痩せることができるそうです。
ではトレーニングは何のためにやっているのかというと
- 太りにくくする
- 体のラインを維持する
- 代謝を上げる
が本当のトレーニングの役割だそうです。
食生活や栄養を見直すことが体づくりで重要であると油田さんは言います。
筋肉を作り上げるのがタンパク質であることから運動後にプロテインを飲む人が多いですが、基本は食事からタンパク質(卵・お肉・魚・大豆など)を摂取し、足りないぶんをプロテインなどで補うのが良いそうです。
ただしトレーニング後に食事をとれなかったり、食事で摂取すると消化に時間がかかることからプロテインで補っている人が多いそうです。
トレーニング自体は13:00~18:00の時間に行うのが一番効果的で、夜はしっかり休息してあげることが大切とおっしゃっていました。
ハードなトレーニングをすると少しだけ筋肉が傷つくそうですが、それを脳が「次は傷つかないように耐えよう」と認識して効果を上げていきます。
しかし筋肉を休ませる時間がなく傷の修復をさせる時間がないと体のダメージは大きくなることから休息は必要だそうです。
こだわり・モットー
油田さん:体の状態はもちろん、その人の性格や仕事、プライベートを加味してトレーニングを作っています。
例えばパティシエで仕事上食べないといけない、でも痩せたいと思う人に一般的に痩せる方法を教えても効果はないですよね。
その人専用の提案をしっかりすることは心がけています。
また自分自身で決めたルーティンは守るようにしています。
例えば3時間置きにタンパク質は摂取するようにしているのですが、外出で食事がとれない時にはプロテインを欠かさず持っていくようにしたり、セミナーを受けているときでも時間が来たら飲むようにしています。
ブログ・チートデーについて
取材班:油田さんのブログ、毎日更新されててすごいなと思うんですが、頻繁にデザートやおいしそうな食べ物の紹介がされていますよね。
体づくりの方は大丈夫なんですか?
油田さん:先ほども言ったように、減量していくと脳がなぜ減量していってるのかがわからず元に戻そうとして、体重が減らなくなるんですね。
そこで脳をだます日を与えてあげる、これをチートデーといいます。
取材班:脳をだますとは?
油田さん:僕の場合一週間に一回、何を食べてもいい日を設けています。
食事制限をして脳が「このままだと痩せていくから維持しよう」としているときに、食べ物をたくさん体内にいれてあげると「あ、この体ちゃんとエネルギー入るんだ!」と勘違いをして、また体を絞っていくことにリミットをかけなくなるんです。
これが騙す、英語でいうCheat(チート)です。
取材班:騙すことで停滞しずらくなるんですね。
油田さんのブログが読みやすいなと思ったんですが文章を書くコツなどはありますか?
油田さん:最初は「ちゃんと」ブログを書こうとしてたんですが、毎日となるとネタにも限界があるししんどくなってしまうんですよね。
毎日書くためには、思ったことを良い意味で適当に書くようにしたら書くのが楽になりました。
ただ難しいことは書かないようにというのと、間違った情報は流さないというのは心がけています。
これからの目標
油田さん:ジムと同じフロアに「筋肉食堂」を作りたいです。
ジムでトレーニングしてからその場でタンパク質のとれるごはん屋さんがあれば、何を食べていいかわからない人が助かったり、雇用を生み出せたら面白いなと思っています。
学生にメッセージ
好きなことを仕事にして欲しいです。
自分が嫌でしている仕事では人を喜ばせることが出来ないと思います。
社会の役に立っていること・楽しさを見つけて頑張っていってください!
取材を終えて
感想
森:
私自身、最近トレーニングやジョギングを始めたことから学ぶことが多くありました。
運動をしていれば理想の体に近づいていくとおもっていましたが、食事や休養をしっかり見直す必要性がわかりました。
初めてプロテインも飲ませていたただいて、プロテインにも色んな味・飲みやすさ・効果があることを知り活用して個人でもチャレンジして飲んでいきたいなと思いました。
油田さんがジムの経営に至るまでも自分の「好き」という気持ちを大事に仕事をしていることから、自分も就活が始まるまでに好きなことを見つけられるようにいろんなことにチャレンジしたいと思いました。
前田:
今回初めての取材として、プライベートジムユダマッスルさんにお伺いしました。
ジムや筋肉についての質問をいくつかさせていただいた中で、個人的にとても印象深かったことが「なんとなくしない」という考え方です。
この考え方は筋肉トレーニングだけでなく、勉強やスポーツなどどんなことにでも言えますが、中途半端な時間を過ごすことは目標とする結果には繋がりにくいということを改めて感じることができました。
油田さんは今までに焼肉屋さんや理学療法士などいくつかの職業を経て、社会保険労務士かつジム経営に至ったのですが、仕事を選ぶ際にいつも考えることが「自分が楽しめる仕事をする」こととおっしゃっていました。
このように考えるようになったきっかけが、仕事から帰ってきて疲れた様子の湯田さんを見て、お子さんが大人になりたくないと言ったことから考えたそうです。
今の自分にはやりたい仕事というものが特にないので、早く自分のやりたい仕事を見つけるためにもどんなことも中途半端にせず、色々なことに取り組んでいきたいと思いました。
山口:
今回取材をさせていただいて、身体を変えるときは、ただ体重を落としたり減らしたりするだけでは駄目で、筋肉を付けることが大切だと知りました。
運動に適した時間帯(14:00~18:00)があるということも知りました。
そして、目標は「こうなりたい」だけではなく、「こうなって、こうなりたい」と明確にすることが目標に近づく一歩だと気づかされました。
また、モチベーションを上げるために小さい目標をつくり、ちょっとずつクリアしていく方法も取り入れたいな、と思います。
取材先
プライベートジム ユダマッスル
住所:東大阪市昭和町18-24
取材班
近畿大学総合社会学部 3年 山口思音
近畿大学総合社会学部 3年 森彩香
近畿大学総合社会学部 1年 前田康介