栗林書房~博聞強記の館~
こんにちは!
もうすっかり日が暮れるのも早くなってきましたね。
今回e-yan通信部は、秋=読書の秋、ということで「栗林書房」に取材に行ってまいりました!!!
栗林書房は、近鉄小阪駅にある本屋さんです。
地元に根付いたスタンスで愛され続ける栗林書房さんに本とは、読書とは、本屋とは、お話を伺ってきました!
あなたもこの記事を読めばきっと本が読みたくなる!!!
僕はもともと本がとても嫌いだったんです。
一同 : え~!!!
栗林さん:びっくりでしょ(笑) きっかけというのは読書感想文なんです。
自分が本に対して思ったことを書いてるのに、点数をつけられる、訂正されたりする。
そのときに凄く嫌いになってね。
でもね、そのあと大学に入って多少は本を知っておかなければならないと思って最初に手に取った本がとても面白くて、それからは「ああ、本ってこういう読み方でいいんだ。いちいち感想求められるわけでもないのか」ってね。
今若い子はあんまり本に触れる機会がないでしょ?
一同 : そうですね。今は携帯で何でも出来ちゃいますもんね。
栗林さん:僕はそんな若い子だったりお子さんだったりに本を読んでほしいんだ。
子どもの頃につまずいてしまったらその先に好きになるのはとても難しい。
だから一番は子供さんに向けてやりたいですね。
とにかく子どもには本に触れてほしい。多くの人に触れてもらいたい。
自分みたいな体験をしてほしくないんですね、、、苦笑
今思うのは僕も子どもの頃もっと本読んどけばよかったって・・・
それが対人能力、会話の面でもすごい引き出し多くなるだろうし、本読んでたら小説でも語彙力はつくだろうし、そういう引き出しって言うのは間違いなく幅広くなる。
松谷 : 最近では本を読む人も少なくなっているそうですね。
やっぱり昔の人のほうが読んでいたんですかね?
栗林さん:そうですね、それはまちがいない。今と比べるとね。
昔は携帯もなにもないし、雑誌から情報を得なければならない。
旅行に行くとしても携帯で行きかたから全部出来ちゃう。
だから地図の売り上げも昔よりも減りましたね。
漫画とかも無料で読めちゃうと売り上げも落ちるし。
娯楽のひとつでもあったんですけど、皆情報をピンポイントで携帯を使って得られる時代になってしまった。
昔は全般の情報を見て調べていたりしたんですけどピンポイントな情報は本で読むよりも携帯で検索してしまえばすんでしまうので・・・
現在、1年間に一冊も読まない人って人口の半分くらいって言われてるじゃないですか。「読書をするという習慣」が失われてきているんですね。
山口 : くりぐりブックフェスとはそういった問題に対処したものでしょうか?
栗林さん:本屋でありながらプラスアルファで楽しんでもらえる場所を提供したいということでこのようなイベントを開かせていただきました。
本屋に色々と加えてる方々ってまだまだ少ないんですね。
これから本が売れていくだろうなんて考えないでなにか行動しなければならない。
本だけ売ってるんじゃなくて人が集まれる場所ということをイメージして、イベントだったりトークショーであったりで人を集めなければならない。
日曜日なんかここらへん人少ないですよ。
だからちょっといけるところ、遊べるところを提供したい。
ちょっと行こうかって思えるところって今とても少ないですよね。
栗林さんにとって「本」とはなんですか?
栗林さん:師匠ですかね。
本を通してこのように知り合える人もいますし、落ち込んだときに慰めてくれる本もあるし。
友達でもあり師匠でもありますね。
今回栗林書房さんをインタビューしたことで、本屋に迫る大きな時代の壁、それに果敢に立ち向かう栗林さんの心意気がひしひしと伝わってきました。
本だけ売っているのではなく人が集まる場所。
そう語る栗林さんの書房には今日もたくさんのお客さんが訪れます。
私たちにとって本とは….
小池「楽しみのひとつ」
山口「空き時間に読めるもの」
佐藤「自分を知的に見せるもの」
松谷「真実を知ることができるもの」
皆さんにとって「本」とは何ですか?
秋の夜長に一冊本を手にとってみては….☆ミ
取材先:栗林書房
取材協力者:栗林秀一
住所:577-0802 大阪府東大阪市小阪本町1丁目3-2
連絡先:06-6724-1200
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/books.kuribayashi
(東大阪バーチャルシティ会員企業)
取材者:
小池和裕 近畿大学総合社会学部環境系専攻
佐藤綾香 近畿大学総合社会学部環境系専攻
山口智子 近畿大学総合社会学部環境系専攻
松谷一輝 近畿大学総合社会学部環境系専攻