理容室×相撲×タイガーマスク=ヘアーサロンオノウエ
皆さんこんにちは、e-yan通信部です。
今回取材させていただいたのはヘアーサロンオノウエさんです。
私たちもご覧のとおり理容師としてお客様の髪をセットしました。
というわけではなく、この写真のパネルなのですがオノウエさんの店の前にあるオリジナル看板で顔をはめて記念撮影ができます。
地元の方や近くのホテルに泊まっていられる観光客の方たちがよく撮影をしているそうでとても人気があります。また、地元の待ち合わせスポットとして「あの看板がある店」で通じるそうです。
ヘアーサロンオノウエさんについて店長の尾上雅美さんにお話をお聞きしました。
尾上雅美さんについて
「考えても仕方ない」と嫌なことはすぐに忘れる非常にポジティブな方で、お客様の再来店を喜びとしています。お客様の要望に合ったサービスを提供できたと実感でき誇りに思えるからだそうです。
そのお客様に合ったアドバイスをするなど、お客様に気にいってもらえる店づくりを常に心がけられています。
ヘアーサロンオノウエとは?
ヘアーサロンオノウエのオーナーである尾上和夫さんはもともと三重で理容師として働いておられ、東大阪でお店を経営されていたオーナーの誘いを受け、そして1970年に東大阪にサロンを立ち上げました。
どのような方が利用されるのか?
理髪店ということもありお客様の8割強が男性ですが、0歳から90歳と非常に幅広い年齢層のお客様に利用されています。中には奈良、京都、滋賀などの他県からの方や親子三代で利用されている方もいるそうです。
お客様の要望を叶える技術と信頼関係を築く接客がお客様の「また来たい!」という気持ちを喚起するのでしょう。
ブライダルシェービング
オノウエさんではブライダルシェービングというメニューがあります。
みなさんはご存知ですか?
昔はあまり一般的ではなかったそうですが、結婚式では肩や背中が開いている衣装を着るために、結婚式前に肩から鎖骨や肩から背中のうぶ毛を処理することでより美しく肌を際立たせることができます。
また、ここ最近では肩や背中が見えるファッションをする女性が増えたために部分的にシェービングをしてほしいという要望からメニューが豊富にあります。
お店をもっと身近なものに感じてもらうために
H・O通信
上のパンフレットはヘアーサロンオノウエ通信、通称H・O通信といいお店が何をしているのか、どのような雰囲気なのかをお客様に知ってほしいという思いから作られました。そして知ってもらうことで初めて来店されるお客様に安心感を与えたいそうです。
そのためこのパンフレットはお店の前に誰でも持って帰れるように置いてあります。
このH・O通信にはオノウエさんのお店での髪型ランキングや髪の正しい洗い方など情報が盛りだくさんです。
また、カット、ヘアーセット後にそのお客様の顔写真を撮影し看板に貼っています。これにより、雑誌のカタログのように通行人やお客様に具体的なヘアースタイルのイメージを持ってもらうことが出来ます。
写真の中には小さなお子様の写真もあるので、お子様の髪型をより具体的に注文することが可能になりました。
お客様に還元 サンパツ祭り
3.11の震災の翌年に3月11日の売り上げを義援金として贈ろうと企画したことがきっかけで開催されたサンパツ祭り。
施術を終えたお客様にくじを引いてもらい特賞、二等、三等となります。
注目すべきは空くじがありません。これはオーナーがお客様に喜んでもらいたいという気持ちが強くあるからです。
過去には日産マーチをプレゼントしたこともあるそうです。
そんなサンパツ祭りの景品がこちらです。
この活動は当初は一回きりと考えていたそうですが、多くの反響があり続けることにしました。
そして、今でも毎年するぐらい人気のあるイベントとなりました。
さらなる交流を スプレーアート
東大阪では毎年5月の第2日曜日に「東大阪市民ふれあい祭り」と呼ばれる他者との交流を深めることを目的としたイベントが開催されています。
その際、オノウエさんは割引価格のスプレーアートを店外で行い、利用されたお客様だけでなく通行人にも楽しんで頂いております。
オノウエ×相撲
オーナーの尾上和夫さん(写真:右)はお相撲さんの断髪式に参加し、実際髪を切られるほど相撲界では有名な方です。
きっかけはなんと二子山満親方=元大関貴ノ花(写真:左)がお客様として来店し、そこからお付き合いが始まりました。
店内を見渡すと
お世話になった力士さんとのツーショット写真や、オーナーである尾上和夫さんが参加された断髪式の写真、お相撲さんの手形とたくさん写真が飾られています。
オノウエ×タイガーマスク
みなさんタイガーマスクはご存知ですか?
なんと初代タイガーマスクこと佐山聡さんもヘアーサロンオノウエさんに来店されています。
その記念としてマスクが展示されています。
このようにお客様に喜んでもらいたいために色々なコンテンツを考え、またプロレス業界や相撲業界とつながりのあるヘアーサロンオノウエさん。
ただの理容室ではありません。
今後の展望について
みなさんは美容室と理容室どちらに行きますか?
現在、美容室に行くという方も多いのではないでしょうか?また、特に若い方は美容室により華やかなイメージを持っていませんか?
そのような風潮があるので理容師になりたいという若者が少ないのが現状です。
だからこそ、店長の尾上雅美さんは理容師になりたいと思ってくれる人がたくさん出てくるように理容師の魅力を伝えたいとおっしゃられました。
理容師の魅力、それはカットにおける技術力です。ハサミとくしを使いお客様の理想の髪型にすることです。
ベースとなるカットが良いからこそ毎日のセットもしやすく、楽しくなります。
まとめ
髪を通じてお客様に喜んでもらいたいヘアーサロンは数多くあります。
ヘアーサロンオノウエさんもお客様に気に入ってもらえるお店作りやここで切ってもらえてよかったと思われる接客を心掛けているサロンですが、他のサロンにはないものがあります。
それは、オーナーをはじめとするスタッフ一同がお客様に喜んでもらいたいという思いの強さです。
だからこそ幅広い世代のお客様に愛されるサロンなのです。
取材を終えて
感想
山中:
こじんまりとした理容室をイメージしていたが、外観が本当にきれいでびっくりしました。また赤青白のサインポールもとてもおしゃれにカラフルに作られていることにこだわりを感じました。自分の中の理容室のイメージとかけ離れており最先端をいく理容室だと思いました。またオノウエさんのお店作りにも情熱を持ち楽しんでいる様子がうかがえました。本当におもてなしの心が強いヘアーサロンでした。
河野:
ヘアーサロンオノウエさんの人気は東大阪市だけにとどまらず、県外にも波及していました。お客様の要望を叶える工夫と技術、そしてお客様に喜んでいただきたいという思いが成せる業だと思いました。
また、オススメのメニューは?と質問すると、笑顔で「全部です!」と答えてくれました。その際に普段の業務に自信と誇りを持って取り組んでいらっしゃると実感しました。
今回は多用な中、貴重なお話しを誠にありがとうございました。
取材先
取材先:ヘアーサロンオノウエ
住所:〒577-0801 東大阪市小坂1丁目9番1-104号
Web: http://hairsalon-onoue.com
Facebook: https://ja-jp.facebook.com/HairsalonOnoue/
取材メンバー
近畿大学総合社会学部3年 山中浩暉
近畿大学総合社会学部3年 中西涼
近畿大学総合社会学部2年 河野隼士