東大阪クーポンカレンダー~HIGANBAの地域活性化プロジェクト~

みなさん、こんにちは。e-yan通信部です。

最近インフルエンザが流行ってるのでしっかり予防しましょう。

さて、今回は東大阪クーポンカレンダーについて取材させていただきました。

東大阪クーポンカレンダーとは、消費地としての東大阪を活性化させるべく、「地域」「商い」「日常」の3つを融合させたカレンダーです。

 

 

(表紙)

表紙4

 

 

(中身)

中身4

 

 

週めくりになっていて1ページごとに東大阪市の情報と地元商店や企業のクーポンがついています。

パっと見A5サイズと小さく、重さも軽いので壁や冷蔵庫に掛けやすそうですね。

 

お話を聞かせていただいたのはe-yan通信部でいつも私たちがお世話になっている安原武男さんです。

 

 

安原さん5

 

 

安原さんは普段、東大阪バーチャルシティの管理・運営や06BULLSの球団代行をされています。

またHIGANBAの代表でもあり、このカレンダーを1年かけて作ったメンバーの内の1人です。

 

 

HIGANBA

HIGANBAとは「東大阪頑張ろう」の略で、一言でいうと「東大阪を盛り上げたいと思っている経営者の集まり」です。

東大阪クーポンカレンダーを作ったのもHIGANBAの皆さんです。

東大阪で生活、商売をさせてもらって地域に何か貢献したいという発想から結束しました。

 

 

どのようなカレンダー?

東大阪市が消費地としての魅力があることを知ってもらうために東大阪のお店53店舗のクーポン券と東大阪市の魅力を掲載したカレンダーです。

またお店だけでなく商店街のイベントのクーポン券など、なかなか見かけないクーポン券もあります。

そんなカレンダーが一冊500円とすごくお買い得です!

 

ではそのようなカレンダーをなぜ商売ではなく、地域貢献として作ることができるのか、お聞きしました。

 

 

地元への貢献

e-yan:

メンバーの人って安原さんもそうですけど生活しなければいけないじゃないですか。

なのになぜそんなボランティア精神で出来るんですか?

 

安原さん:

あほやからやで。(笑)

まあ単純にこのグループを作るときに最初に地元に貢献するということで、これで個人個人の金儲けはせんとこなって話してて。

このHIGANBAの事業に関しては利益が出ることも当然あるでしょう。

けど、売れたとしても来年のカレンダーの資金にしたらええし、道具としてのお金を貯めていくことはしたいけど利益としてのお金は発生させたくないって気持ちです。

 

e-yan:

それじゃあ将来無料配布に?

 

安原さん:

はい。持っていこうと思っています。

ただ無料配布っていってもポケットティッシュみたいに2つ3つくれって言われるのはいやなんです。

全部売れることよりもより多く使ってもらうことに重点をおいてるんで、作って配って成功やなくてクーポンがどんだけ返ってきたか、使ってもらったかが大事ですね。

 

e-yan:

循環っていうか…

 

安原さん:

そうそう。

今回もクーポン持ってきた人の数は数えといてくださいって掲載店舗にお願いしています。

どれくらい効果があったのか。

僕らの考えでは500円で1年間のイベントに参加してもらう感覚。

やから僕たちもこれからですよ。

毎週うちのFACEBOOKとかで今週はここですよとかいうて使ってもらう努力をせなあかんので、作って終わりやなくて作ってからの1年間が僕らのイベントなんです。

 

 

市民の人が使いやすく…

買ってもらった後のことまで考えられているこのカレンダー。

市民の人が使いやすく、ええなって思ってもらうことにこだわって作られたそうです。

例えば、このカレンダーは月曜から始まって4月スタートになっています。

一般のご家庭では土日にまたがった予定が入りやすいです。

ですから土日の予定が2枚に渡らないようにされています。

また、4月スタートはお子さんがいるご家庭を考え、学校に合わせています。

 

 

コミュニケーションツールとしてのクーポンカレンダー

昔に比べて家庭での会話が減っているところが増えているのではないかと話す安原さん。

このカレンダーを通して

「東大阪ってこんなとこあんねんや」

「昔こんなんやったんや」

「このクーポンで買っといで」

というような会話が増えればいいなと。

そしてこのクーポンが家族を変える、つまり人が変われば消費行動も変わりそれが地域の活性化にもつながると考えているそうです。

 

最後に東大阪の魅力について聞いてみました。

 

 

東大阪市の魅力とは?

お高くとまっているわけでもなく、人・町・商売がごちゃごちゃしているおもちゃ箱のような町とおっしゃいました。

人情味にあふれていたり、隙あらば値切ってくるお客さん。

そのような面白い街が東大阪市です。

 

取材を通して安原さんやHIGANBAの皆さんの地元に貢献したいという気持ちがとても伝わってきました。

読んでくださった方の中にもこのクーポンがほしくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

興味のある方はぜひこちらでご購入ください。(http://higanba.shop-pro.jp/?pid=98601515)

今回は安原さん、素敵なお話ありがとうございました!

 

 

全体写真3

 

 

感想

 

山中

今回お話を伺い私は「商売」じゃなく「地域貢献」としてなぜ活動できるのか疑問でした。

本業そっちのけで活動する日が1か月続いたりとお金にならないことをなぜ地域貢献というボランティア精神で出来るのかわかりませんでした。

しかし、安原さん並びにHIGANBAのメンバーは東大阪に恩返しがしたいという思い、また純粋に自分が楽しい、面白いといった感情を大切にしているからそういった活動ができることがわかりました。

それ以外の何ものでもない強い思いとともに東大阪市の活性化に努めていく姿勢に感動しました。

 

和田

取材を通してクーポンカレンダーが売れることではなく、あくまで地域活性化を目的に活動されていることがとても伝わってきました。

この活動によって個人での利益を出さないようにしたり、クーポンカレンダーが売れた後のことを考えて地域活性化を目指すHIGANBAの皆さんの姿勢がまさに地域貢献だと思いました。

たくさんの人にクーポンを使ってもらったりどこかに出かけてもらったりしてHIGANBAの皆さん想いが実ってほしいです。

 

 

取材先

取材協力者:HIGANBA代表 安原武男さん

HP:http://higanba.com/

 

 

取材班

近畿大学総合社会学部 2年 山中浩暉

近畿大学総合社会学部 2年 和田卓也

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